歯科総合検診

歯周病予防のためのクリーニング

ドクターによる歯科治療と併行して、歯周病予防のためのクリーニングを行っています。初診の精密検査終了時にお渡しした「歯周治療計画」に基づいて、予防を専門とした歯科衛生士が担当します。患者様担当の歯科衛生士を決めていただき、継続して歯周病予防のためのクリーニングを行っていきます。

クリーニングの内容

歯ブラシや補助器具(歯間ブラシ、フロス、糸ようじなど)の選び方と正しい使い方をアドバイスいたします。患者様お一人おひとりに合った使い方を指導し、口腔を健康に保てるようにお手伝いします。

ブラシではとれない、歯ぐきの下の歯周ポケットにたまった歯垢を、キュレットという専用の道具で1本1本ていねいにとりのぞき、歯根面を磨いていきます。1回1時間かけて、患者様の状態によって数回に分けて行います。

これらは、歯周ポケットを3ミリ以内に戻すための予防的治療です。このクリーニングを「歯周治療計画」どおりに行えば、お口の中の組織が再生していきます。5ミリあった歯周ポケットは3ミリ以下に、3ミリあった歯周ポケットは2ミリになることも少なくありません。

一通りのクリーニングが終了したら、最後に再検査を行います。プローピング検査で歯周ポケットの深さの測定を行い、口腔の歯ぐきの写真をもう一度撮影します。

クリーニング前の検査結果と比較すると、歯ぐきが見違えるように健康になった患者様がほとんどです。 この状態を維持していくことで、虫歯や歯周病を予防し、できるかぎり長く自分のきれいな歯で生活できるようになります。

メンテナンス歯科医師による歯科治療と予防専門の歯科衛生士によるクリーニングが終了したのちは、再検査の結果などをふまえて、歯科医師が再評価をいたします。治療の結果を治療前、 治療後の検査データをもとに確認し、患者様の希望にそった治療ができたかどうかをご確認させていただきます。

その後は、3~4か月ごとに定期検診を行い、歯周ポケット内外の歯垢(プラーク)や歯石を除去、フッ素を塗って歯を強化していきます。定期点検をすることで、虫歯の早期発見、歯周病の予防ができます。